任意予防接種
B型肝炎ワクチン
ワクチンの概要
ワクチンでの重大な副反応は認められず、新生児や乳児についても重大な副反応は認めていません。海外では全ての新生児に接種が勧められているワクチンです。
病気の概要
ウイルス性肝炎には現在A,B,C,D,Eの5つの型が知られています。B型肝炎ウイルスは主に血液を介して感染します。B型肝炎ウイルス感染には一過性感染と持続性感染があります。B型肝炎ウイルスによる急性肝炎の症状は、黄疸・全身倦怠感・食欲不振・嘔気・嘔吐などで、多くは3ヶ月以内に治癒しますが、0.4~1%は劇症肝炎を発症し、死亡することがあります。一方、母子感染で新生時期に感染を受けるとウイルスが長期間肝臓内に生存する持続感染(キャリア)と呼ばれる状態になり、肝硬変や肝臓がんに進展するおそれがあります。
(予防接種ガイドライン2012年より参照)